Excite エキサイト : スポーツニュースマスコミ的には地味すぎて、「がばい旋風」だとか苦し紛れに旋風をつくりだしているようだ。
佐賀北が優勝した。
佐賀は大変な盛り上がりだという。
13年前の佐賀商の時はかなり盛り上がっていたことを当時小学生だったながら、良く覚えている。
佐賀北の優勝と佐賀人限定の盛り上がりと昨年のハンカチ王子、その前の松坂の怪物ぶりとの盛り上がりとは決定的な違いがある。
それは、メディアがヒーローとして佐賀北をもしくは選手を取りあげなかったから、または取りあげにくかったからだ。
二枚看板の馬場と久保は確かに良い投手ではある。しかし、昨年の斎藤や田中、大阪桐蔭の中田や仙台育英の佐藤と比べると、メディアがヒーローとして取りあげるために不可欠な突出した何かがない。
やたら球が速いだとか打つだとかだ。
平凡な県立校(佐賀の人ならなおさらわかること)の平凡な高校生はメディアにとってヒーローとして祭り上げる「取っ手」を見いだせないのだ。
苦肉の策として「がばい旋風」などと銘打っているが、それをありがたがるのは結局佐賀県民なのだ。松坂やハンカチ王子の時とは違いあくまで局地的な盛り上がりなのだ。
一方で少々言葉は悪いが、甲子園で優勝してこんなに盛り上がるのは佐賀が「田舎」だからだろうと思う。
おらがまちのチームが甲子園に出て、勝ち進み優勝する。昔ながらのストーリーに県全体で酔いしれることができるのは、佐賀がいまだに昔ながらの精神を持ち続けているからだろう。
特待生問題への当てつけのような、今大会での佐賀北の優勝。
そのこととは関係なく、メディアが「教育の一環である」高校野球で、最低限度の虚像しかつくり出さず(出せず)、地元の人たちが大盛り上がりできたことが最も良かったことだと思う。
王子やら怪物とかいらない。勝手につくったヒーローを押しつけないでほしい。一人一人に探させろと言いたい。
そんな訳で、佐賀北がやってた野球と併せて、「スモール・ベースボール」がメディアの思惑に勝利したように思えて痛快でならないのだ。